モヤモヤとした気持ちを抱えながら紅美はオフィスに戻った。見るとデザイナーの沢田と結衣が黙々と仕事に取り組んでいた。
「あ、皆本さん、どこ行ってたんですか? 探しましたよ」
「すみません、ちょっと店長に呼ばれて」
「そうだったんですか、デザインのことで相談しようと思ってたんですけど……」
季節の変わり目はデザインの変わり目でもある。それに、来月は秋冬物の展示会もあり、紅美が考えたデザインのアクセサリーも並ぶ予定になっている。それだけに今は余計なことを考えずに集中しなければならない。
(朝比奈さん、大野さんのこと毛嫌いしてたみたいだけど……なんだったんだろう、それにルビーのことだって……)
「皆本さん?」
「あ、は、はい……すみません」
仕事にむりやり集中しようとすると、どうしても余計なことが浮き彫りになって気が散ってしまう。
「あ、皆本さん、どこ行ってたんですか? 探しましたよ」
「すみません、ちょっと店長に呼ばれて」
「そうだったんですか、デザインのことで相談しようと思ってたんですけど……」
季節の変わり目はデザインの変わり目でもある。それに、来月は秋冬物の展示会もあり、紅美が考えたデザインのアクセサリーも並ぶ予定になっている。それだけに今は余計なことを考えずに集中しなければならない。
(朝比奈さん、大野さんのこと毛嫌いしてたみたいだけど……なんだったんだろう、それにルビーのことだって……)
「皆本さん?」
「あ、は、はい……すみません」
仕事にむりやり集中しようとすると、どうしても余計なことが浮き彫りになって気が散ってしまう。



