「合コンか?」
「へ!? ち、ちちちちが――」
きっと顔には“はい! 合コンです”と書かれているに違いない。
(あぁそうですよ、合コンですよ、朝比奈さんだって行くでしょう?)
「興味ないけど」
「――――」
まるで心の中を読んだように朝比奈が言うと、紅美は思わず絶句してしまった。
(な、なによぉ~そりゃ、朝比奈さんは女には困ってないでしょうけどね!)
「女には困ってないからな。お前、ほんと表情に出過ぎ」
「□☆■◎◆~~!」
言葉にならない苦悶の奇声を発しそうになって、紅美は唇を噛んだ。
「じゃあな。ルビーちゃん、お疲れ様」
朝比奈は、ニヤリと嫌な笑いを残してコツコツと踵を鳴らして歩いて行ってしまった。
(いちいち腹立つ~~!)
紅美は、鼻息をフンフン鳴らしながら大股歩きで会社を後にした――。
「へ!? ち、ちちちちが――」
きっと顔には“はい! 合コンです”と書かれているに違いない。
(あぁそうですよ、合コンですよ、朝比奈さんだって行くでしょう?)
「興味ないけど」
「――――」
まるで心の中を読んだように朝比奈が言うと、紅美は思わず絶句してしまった。
(な、なによぉ~そりゃ、朝比奈さんは女には困ってないでしょうけどね!)
「女には困ってないからな。お前、ほんと表情に出過ぎ」
「□☆■◎◆~~!」
言葉にならない苦悶の奇声を発しそうになって、紅美は唇を噛んだ。
「じゃあな。ルビーちゃん、お疲れ様」
朝比奈は、ニヤリと嫌な笑いを残してコツコツと踵を鳴らして歩いて行ってしまった。
(いちいち腹立つ~~!)
紅美は、鼻息をフンフン鳴らしながら大股歩きで会社を後にした――。



