「あ……あの――」
自分を見下ろす朝比奈の瞳は情熱の焔が揺らめいていた。そんな朝比奈の眼差しに紅美の心拍数が上昇していく。
「どうして俺が、お前なんかにこんな気持ちになるんだ……理解できない」
「え……?」
「もう二度と抱かない感情だと思っていたのに、お前が悪いんだぞ……お前が思い出させた」
「朝比奈さん? 何言って――んっ」
突然、降りてきた朝比奈の熱い唇に紅美の言葉が遮られた。右手を動かして朝比奈の肩を押し返そうと抵抗したが、あっさりと床につなぎとめられてしまった。
朝比奈の長くて綺麗な指が紅美の指に絡みつく。その仕草にドキドキとさせられながら、紅美はされるがまま朝比奈の口づけを受け入れた。
「嫌じゃないのか……?」
唇が離れ、朝比奈の色めいた声音が紅美の耳をくすぐる。その吐息が熱くて、紅美は再び口づけをねだりたくなってしまう。
自分を見下ろす朝比奈の瞳は情熱の焔が揺らめいていた。そんな朝比奈の眼差しに紅美の心拍数が上昇していく。
「どうして俺が、お前なんかにこんな気持ちになるんだ……理解できない」
「え……?」
「もう二度と抱かない感情だと思っていたのに、お前が悪いんだぞ……お前が思い出させた」
「朝比奈さん? 何言って――んっ」
突然、降りてきた朝比奈の熱い唇に紅美の言葉が遮られた。右手を動かして朝比奈の肩を押し返そうと抵抗したが、あっさりと床につなぎとめられてしまった。
朝比奈の長くて綺麗な指が紅美の指に絡みつく。その仕草にドキドキとさせられながら、紅美はされるがまま朝比奈の口づけを受け入れた。
「嫌じゃないのか……?」
唇が離れ、朝比奈の色めいた声音が紅美の耳をくすぐる。その吐息が熱くて、紅美は再び口づけをねだりたくなってしまう。



