小屋の中に入ると、温かな空気が紅美の冷え切った身体をやんわりと包み込む。
「ほら、身体冷えてるだろ」
「すみません、ありがとうございます」
朝比奈からコーヒーの入ったマグカップを受け取り、ひとくち口をつけた。温かなコーヒーが胃の底でじんわりと広がって、ようやく紅美は落ち着きを取り戻した。
「ったく、こんなところまで何しに来たんだ?」
紅美がせっかく瀕死の思いでたどり着いたというのに、朝比奈は相変わらずぶっきらぼうだった。けれど、そんないつもと変わらない朝比奈に、紅美は安心を覚えた。
「沢田さんに書類をたくさん預かってきたんです。今日中に返事が欲しい書類が何件かと印鑑が必要な書類と……」
「お前、今何時かわかってるか?」
「え……?」
見渡すと時計がない。紅美は自分の腕時計に目をやると、すでに午後七時を回っていた。
「ほら、身体冷えてるだろ」
「すみません、ありがとうございます」
朝比奈からコーヒーの入ったマグカップを受け取り、ひとくち口をつけた。温かなコーヒーが胃の底でじんわりと広がって、ようやく紅美は落ち着きを取り戻した。
「ったく、こんなところまで何しに来たんだ?」
紅美がせっかく瀕死の思いでたどり着いたというのに、朝比奈は相変わらずぶっきらぼうだった。けれど、そんないつもと変わらない朝比奈に、紅美は安心を覚えた。
「沢田さんに書類をたくさん預かってきたんです。今日中に返事が欲しい書類が何件かと印鑑が必要な書類と……」
「お前、今何時かわかってるか?」
「え……?」
見渡すと時計がない。紅美は自分の腕時計に目をやると、すでに午後七時を回っていた。



