今、顔をあげて見上げればきっと目が合ってしまう。目があった瞬間、恥ずかしさできっと顔が爆発してしまう。そんな気がして紅美はわざとぐっと顎を引いて俯いた。
ドキドキとした胸の鼓動が朝比奈にも聞こえてしまうのではないかと、紅美は気が気ではなかった。
「着いたぞ」
朝比奈に促されてエレベーターの箱からどっと人が降りる。息苦しさからようやく解放されて紅美はほっと息をついた。
そして視線をあげると――。
「あ……」
三六〇度の大パノラマの夜景が、ぐるっと一周紅美を取り巻いていた。
「す、ごい……」
オリエントタワーは会社に行くときに電車の窓から毎日眺めていた。けれど、実際来たことはなく、朝比奈に連れてこられるまで、こんなに美しい夜景の見られる場所だとは知らなかった。
「こっちだ」
朝比奈に呼ばれて行くと、そこは煌びやかな夜景とは逆にひっそりとした夜景が広がっていた。
ドキドキとした胸の鼓動が朝比奈にも聞こえてしまうのではないかと、紅美は気が気ではなかった。
「着いたぞ」
朝比奈に促されてエレベーターの箱からどっと人が降りる。息苦しさからようやく解放されて紅美はほっと息をついた。
そして視線をあげると――。
「あ……」
三六〇度の大パノラマの夜景が、ぐるっと一周紅美を取り巻いていた。
「す、ごい……」
オリエントタワーは会社に行くときに電車の窓から毎日眺めていた。けれど、実際来たことはなく、朝比奈に連れてこられるまで、こんなに美しい夜景の見られる場所だとは知らなかった。
「こっちだ」
朝比奈に呼ばれて行くと、そこは煌びやかな夜景とは逆にひっそりとした夜景が広がっていた。



