リアクションの薄い先輩。 それでもこうして隣を 歩けるだけで十分。 先輩と歩いていると 突然頭痛がした私は 思わずしゃがみ込む。 裕「陽奈ちゃん?大丈夫?」 陽「大丈夫です。 よくある事なんで」 心配する先輩に私は得意の 作り笑いを向ける。 裕「でも…」 腑に落ちなさそうな先輩を 無視して歩き進める。 陽「ほら、裕先輩行きますよ!」 裕先輩の腕を引くと あっけなく振り払われる。 こんくらいじゃ、めげませんから。 裕先輩と別れて 家に帰り机の上に置かれている ノートに今日の手紙を書く。