先生には慣れてきたから、筆談は出来るようになった。 「あら、あなたが?珍しいわね。 私はいいけど、ついていこうかしら?」 私はうなずく。 昼休み、先生に教室の前までついてきてもらい、 私は1人で教室に入った。 私が教室に来るのは珍しいことで、みんな驚いていた。 私は榛原くんに手招きをする。 普段、榛原くんが呼ばれることはほとんどないし、 私が呼ぶってなったら、さっき以上にみんな驚いてるだろう。