2時間後── 「や、やっと終わったぁ…」 「どんだけ多いんだよここの掃除…」 ほんとだよね… そんなことを言い合いながら、教室に着く。 「神宮くん手伝ってくれてありがと! じゃあ、また明日ね!」 「送ってく」 オクッテク? わ、私を!? 「いいですいいですほんと!」 そんなことしたらお姉ちゃんにからかわれるに決まってる! それに紫万にも…!