俺様男子が少女を拾ったら



「なにしてんの。馬鹿?」

見上げると片手にカップラーメンを持った瑠真が。

すんごい冷たい目だな。


「足しびれてた…。てか、ラーメン!いいなっ」

「お前にはやらねぇよ」

「えぇ~っ」

おそるおそる立ち上がり、ラーメンを奪おうとしたけど。


「瑠真、背高いね?」

立ったのに見上げてるってどゆことよ?


「チビだなお前」

「いくつ?」

「さぁな、175以上?」

あぁ、10㎝くらい分けてもらいたい。

瑠真はさっき座っていた場所に座ると、ラーメンをすすりだした。

「瑠真ぁ…」

横にたって、目で訴えてみる。

「下にコンビニあるぞ」

買ってこいってことか。
あたし今所持金300円もないと思うけど。


ぐるるるーっ


「「…」」

「…ほらよ」

さすがにお腹の音には瑠真も負けたらしい。

「え、もう一個ないの?」

差し出された箸に、躊躇するあたし。
だって、間接キスじゃん。

「あ?これしかねぇんだよ。食わねぇならあげねーよ」

「ごめんなさいください。」

あーん、と食べさせてもらう。

「んー、おいしー!1日ぶりの食料だ」

昨日は歩き回って終わったしなぁ。