雨宿りできそうな所がないかと、歩いていると、 路地裏で屋根がある場所を発見した。 「あ、ダンボール」 しかたない、子猫のようにこの中にでも入ってようか。 落ち着きそうだし。 あたしは、のそりとダンボールに入り込み、体育座りをした。 誰か拾ってくんないかな。 ナニいってんだあたし。 相当頭もイカれてるな。 あー…、眠気が…。 サヨナラこの世。 コンニチワあの世。