「椎名…俺、心折れそうだわ」 「皆さんは充様の儚げな容姿に心惹かれているのですよ。」 「お前の思考回路おかしいんじゃねぇの…」 入学式が始まるまで、パイプ椅子に腰掛けながら隣の椎名に弱音を吐いてみたが、全く見当違いの答えが返ってくる。 …こいつに言った俺が馬鹿だった。 椎名は俺の左側にいるので右側の奴に話しかけてみようと思ったが、 「ハァ…ハァッ…」 と何故か息を荒くしているので、具合が悪そうだし止めておいた。 なんかもう初日から俺の高校生活詰んでんじゃん。