キミ色。



「はーい!」ガチャッ


…っ!!そこには目がくりくりしてて、パッチリ二重の男の子がいた。

スラリと細長い手足。高い背。顔もかっこいいと思った。

ジャニーズとかにいそうな感じ。
かっこいいな…。あれっ、でも誰だろう?しかも、うちに何の用かな…?なんて考えていると


「あの…俺、今日から隣に引っ越して来ました。野上潤平。よろしく」

と言われた。


えっ、えっ、えええっ!?
この人が例の、引っ越して来た男の子!?

驚いてても仕方がないのでひとまずあいさつすることにした。

「あっ…はい!初めまして!七瀬美優です。こちらこそよろしくお願い致します。」




「プッ」


なっっ、なんか笑われた!?


すると、

「別に良いよ、そんな堅苦しいしゃべり方しなくても。同い年でしょ?よろしく。美優!」


いきなり呼び捨て!?
すごいびっくりしたけど全然悪い気はしなかった。



「うっ、うん。よろしくねっ!上野くん…??」



「俺も美優って呼んでるんだから美優も潤平って呼んでよ。」


そ、そんなこと言われても…