元殺し屋と、殺し屋








そのため、先ほど俺がパソコンに書き終えた情報も、全て氷さんに金を払って教えてもらった。

殺し屋はかなり儲かるからな・・・。

××億円ぐらい、サッと払える。



「ところで澪鵺。
復讐劇は、まだ終わらないんだろう?」

「ええ、勿論」

「でも、これ以上調べられなくない?
その辺、策はあるの?」

「ありますよ。
当たり前じゃないですか」

「そっかぁ・・・。
何だか楽しみだねぇ」

「氷さん、ダークのこと、大切じゃないんですか?」

「紅羽?
勿論大切だよ。
可愛いし、良い子だしね。
・・・少し変な子だけど」

「変?」

「紅羽、何を勘違いしたのか、あの地味な格好をすれば、友達が沢山出来ると信じているみたいなんだ」

「そういえば、友達100人とか言っていました」

「変な勘違いするよねぇ。
今時、あんな女子高生見たことないよ」

「俺もです」




「紅羽を僕は大切に思っている。
だからこそ、現実を知ってもらいたいんだ・・・」




氷さんはふっと微笑む。




「現実を知らせるためには、澪鵺、君の復讐劇が必要だ。
金さえ払えば、情報を提供しよう」




氷さんは決して、殺しの技術は高くない。

それなのに、何故幹部という立場を手に入れられたのか。




多分だけど。





氷さんは・・・

有能な、情報屋なのだろう。