3人の情報をパソコンに書き終えた俺は、椅子にもたれかかった。
ギィと椅子の音がする。
先ほど仕事を終えた。
あの後、血の付いた服のまま電車に乗るのは危険なので、途中服屋へ寄り、安い服を購入し、タクシーで帰った。
氷さんのバーへ寄り、結果を報告し、俺らは別れた。
ダークは、「もう2度と殺しはしないから!」と俺に念を押して、帰って行った。
「はい、コーヒー」
「ありがとうございます」
「さっきね、死体屋から電話来たよ」
今日の営業を終えたバーの掃除をしながら、氷さんが言う。
「そうでしたか」
「派手にやったみたいだねぇ。
紅羽はあそこまで派手にはしない。
やったのは・・・澪鵺だね?」
「ええ、さすがですね」
「これでも情報屋ですから」
・・・そう。
氷さんは情報屋。
金が多い方へ味方する。


