「そういえば紅羽、神崎は?」

「紅羽なら知っているんじゃないの?
紅羽と同じくらい休んでいるし」



何故私=神崎になっている?



「実はね・・・」



私は2人に、私が殺し屋だったことを知っているので、この間のことを全て話した。

神崎が私に復讐心を抱いていたことも。

その日以来会っていないことを。




「そうなんだ・・・」

「2人はお似合いだと思っていたんだけど」

「そういえば、2人はどうなったのさ。
花菜と久保田くん、知紗と恭真は」



修学旅行の以来会っていなかったからね。



「実はね」



口を開いたのは花菜だ。




「カナと総司、付き合うことになりました!」

「「ええ!?おめでとう!!」」



知紗も知らない事実だったのか、2人して驚く。

花菜は嬉しそうに顔を赤らめている。