〈逢沢知紗(あいさわ・ちさ)さん〉
立ち上がったのは、金髪の方。
この2人、名字似ていて、出席番号が前後だ。
へぇ、凄いなぁ。
〈玉置紅羽さん〉
「はいっ!」
私が立ちあがった途端、周りがザワザワと騒ぎ始める。
え・・・?
何かマズいことでもしたか?
名前呼ばれたら返事して立って言っていたから・・・。
そうしたんだけど・・・?
〈・・・えー・・・・。
素晴らしいですね、玉置さん〉
校長先生、何故か驚いた顔をしていた。
何故驚いている?
暫くし、男子も呼ばれ始めた。
〈小松恭真(こまつ・きょうま)さん〉
「はい」


