教室へ戻ると、クラスメイトが皆、怖い顔をしていた。

俺は無視して自分の席へ座った。



「おい澪鵺」



目の前に現れた、男子5人組。

確かコイツら・・・マミの親衛隊だ。

マミが特に好きな男子で結成されたって言う・・・。



「何故マミ様を裏切った?」

「マミ様からの告白だぞ」

「話は聞いた。
お前の妹、マミ様が暴走族総長だと言ったらしいな」

「マミ様がそんなわけないだろ」

「何故頭の可笑しい妹を信じる?」



・・・最後の言葉は、聞き捨てならなかった。



「・・・もう1回言ってみろ」

「「「「「は?」」」」」

「妹が・・・レンナの頭が可笑しいって?」

「だってそうだろ」

「マミ様のことヒドく言って」

「マミ様が羨ましいんだろ」

「突然現れたくせに、自分よりモテて」

「親衛隊とかいねぇもんな、アイツには」




俺は無言でソイツらを殴った。