「たーくん、行かないで。あゆ、さみしいよー」



「ごめんね、あゆちゃん。でもぼく、大きくなったら必ずあゆちゃんのところに戻ってくるから。」



「ほんとうに??」



「うん。だから、それまでこれを持って待っていて。」



たーくんがくれたのは、たーくんとおそろいのペンダントだった。




そして、たーくんは引っ越してしまった。