高橋くんのそういうところ、可愛いって思う。
……好きだなあって、思う。
「なあ、今度さ花火大会あるじゃん」
「そうなの?」
自然と掴んでいた手を離して、横に並んだ高橋くんを見る。
そうだよね、もう7月だもんね。
花火大会の季節だ。
「……よかったら、一緒に行かね?」
高橋くんの前髪が顔に影を落とす。
「いいね!行こう、みんなで!きっと楽しいよねっ!」
高橋くんと結城くん、それから沙月ちゃんと私、みんなで。
友だちと花火大会なんて行ったことないから、想像だけですごいワクワクする。
「そう、だな……。うん、行こ、みんなで!」
「後で誘おうね」
みんなで行けるなんて、嬉しいなぁ。
好きな人とも、行けるなんて、私幸せ者すぎるかもしれない。
階段を降り、昇降口で待っていてくれたふたりと合流。
いつものようにファミレスへ向かった。



