「じゃあな、日高。また学校で!」
「う、うんっ!また明日!」
爽やかな笑顔を見せて去って行った高橋くん。
私の胸は痛いぐらいに激しく動いて止まらない。
ドキドキして、たまらない……。
こんなの、おかしいって思うんだけど。
今さよならしたばかりで、また明日って言ったのに、もう会いたい。
高橋くんに「日高!」って名前を呼ばれたい。話しかけられたい。
明日も、その明日も。
この気持ちに名前をつけるなら……きっと、ひとつしかない。
……好きなんだ、私。
高橋くんのこと、好きだ……。
きっとこれは"恋"だ……。
沙月ちゃんも、高橋くんが好きだと言うのに。
胸が苦しくて、思わず手で左胸を抑えた。
どうしよう。どうしたらいいの?
好きになったって、叶いっこない。
だって沙月ちゃんも好きなんだもん……。
初めてできた友だちと、初めてできた好きなひと。
どっちかを選べってこと……?
そんなの……無理に決まってる。



