いつだってそこには君がいた。





自分でも自分の気持ちがよくわからない。


なんで、ちょっと泣きそうなんだろう……?



***



「あ!」

「あっ……」



放課後。

家に一度帰ったあと、新しい消しゴムとノートを買いに近くのスーパーへ行くとばったり高橋くんと会ってしまった。



「よう、偶然だなっ!」


「ほ、本当だねっ」


「日高はなんの買い物?」


「消しゴムと、ノートを……」


「そっか!」



ニコニコ学校と変わらずに笑いかけてくれる高橋くんの優しさが胸にしみる。


まさか学校以外で高橋くんと会うと思ってなかったから驚いたけど、正直な気持ちは……嬉しい。


会えたことが、なんだか嬉しいの。変だけど。



「高橋くんは、どうしたの?」


「ん?俺は母ちゃんに頼まれておつかい!」


「偉いんだねぇ」


「まあ、妹も弟もまだちっせぇし。俺が頑張らねぇーとな!」



高橋くん、妹と弟がいるんだ……。