伝わって、お願い。
このとてつもなく大きな気持ち。
私は結城くんのことがとてもとても大切です。
好きな気持ちは返せないけれど、それでも私は……。
「結城くん、あなたのことが大切です。離れないでください。ずっと、私と、私たちと、友だちでいてください」
もしかしたら、酷なことを言っているのかもしれない。
気持ちには応えられないけれど、今まで通り友だちでいてほしいだなんて、結城くんを苦しめるだけなのかもしれない。
沙月ちゃんが言う"結城くんを救う"ことにはならないのかもしれない、だけど私の本心はそうなの。
またみんなで笑い合いたい。
友だちになりたい。友だちのままでいたい。
こんなワガママな願い、許されない、かな?
「俺わかってたんだよ、全部。ゆりりんの好きな人、沙月の好きな人、愛希の好きな人。全部わかってたのに……俺がゆりりんを好きになっちまったら、好きって言ってしまったらどうなるかわかってた。なのに俺は全部壊れちまえばいいって、そう思っちまったんだ……っ」
「うん」
「俺にお前たちと友だちでいる資格ねぇよ」
「そんなことないよ」
「あるんだよ!俺まだまだお前のこと好きだし、全然忘れられる気だってしない!それなのにお前らと一緒にはいられない!」
声を荒げた結城くんの切なげな訴え。
「一緒にいたくないの?本当にこのまま壊れてもいいの?」
「……っ……」
「私は嫌だ。絶対に嫌だよ。ねえ、結城くんの本心を教えてよ」
恋が絡むと、友情は壊れてしまうの……?
あんなにみんな仲良しで、一緒に苦楽を共にしてきたのに。たくさん思い出だってあるのに。



