いつだってそこには君がいた。



送信して、時間が経ってもそのメッセージを読まれることはなく、その後三日間結城くんと沙月ちゃんは学校をお休みした。


同様に結城くんにもメッセージを送ったが返信はなかった。


三日目の朝、ふたりがいない登校をするのもこれで三度目。
高橋くんとふたり、無言のまま電車に揺られていた。



「やっぱりこれからも仲良く、なんて虫のいいことは無理なのかな……」


「そんなことねぇーよ。今は時間が必要なんだよきっと。焦ることない」


「うん……」



でも、だけど、本当にこのままでいいのだろうか。


こうして悩んでいるけれど、会わないままだとなにも伝わらない。伝わって来ない。


ーー「俺もそうだけど。みんな、話してくれないと優梨ちゃんのことわかんないよ。知りたくても、知れない」


前に一度結城くんに言われた言葉を思い出した。


思ってるいることは話さないと伝わらないんだ。だって私たちは中よくても他人なわけで、いくら心の中で大切だって思っていても相手にはちゃんと届かない。



「放課後、沙月ちゃんに会いに行ってくる」


「えっ?」


「だって絶対私、ふたりと疎遠になりたくないんだもん」



とてもじっとなんてしていられない。
大切なふたりのことを、このままなにもせずに放っておきたくない。


まずは沙月ちゃんに会いに行きたい。


きっと泣いていると思う。
どれだけ結城くんのことを好きだったか知っている。


私にも好きな人がいるからわかる。
今沙月ちゃんがどんなに辛い想いをしているか。


だから傷つけたのは私かもしれないけれど、ひとりにしておけない。


だって私は沙月ちゃんの親友だから。