いつだってそこには君がいた。




午前中の授業を終えて、ようやく昼休み。
最近は雪菜ちゃんグループと昼食をとったり、沙月ちゃんや高橋くん、結城くんと食べたりとまちまち。


結城くんも同様だった。私に「今日はどうする?」と聞いてきて、返答次第でクラスメイトと食べたりひとりでいたりしている。


沙月ちゃんと高橋くんも、クラスで友だちができたようだった。


ふたりから私の知らない友だちのことを聞くと寂しい気持ちになるけれど、それでも私たちも変わらず友だちなのだと思い直すと教室であった面白かったことなどを報告してくれるふたりの話に素直に笑うことができた。


今日は沙月ちゃんたちとの昼食の予定。


私以外の三人は今日、食堂でお昼ご飯を買うのだと朝話していたので私と結城くんは混み合っているであろう食堂に向かった。


最近私は早起きを頑張って自分でお弁当を手作りしている。
まだ不慣れではあるけれど、早朝に調理するのはなんだかんだ楽しい。



「あ、ふたりともこっちだよ!」



いつも通り混雑している食堂。
辺りをキョロキョロ見渡していると手をあげて私と結城くんを呼ぶ沙月ちゃんの姿を見つけることができた。


私と結城くんの席もとっておいてくれたふたりにお礼を言って私は沙月ちゃんの隣に、結城くんは高橋くんの隣に腰を下ろした。



「どう、靴下は乾いた?」


「まだ湿ってるよ」



沙月ちゃんの問いに、お弁当を広げながら答える。
既にいたふたりはもう各自定食やラーメンを買ってきていたようで、結城くんは「俺買ってくるわ」と離れて行った。



「ふはは!マジ笑ったもんな!」


「あんな大きな水溜りあるなら教えてくれてもよくない?」


「いや、言わなくても気づくっしょ」