side龍王


屋上からでて行った相川愛菜。


俺たちに臆することなく堂々とした姿

そんな女いままでにいなかった


どんな女も俺たちに媚びるか恐るかだ。


「はは、おもしれぇ。
絶対俺の女にする。」

そう口角をあげるおれに


「うわー、ほんとに龍騎かよ。」

「変わりましたねー。」

「にしてもあの子どっかでみたことある気がする…」

「え。そう?」



そのとき俺たちはまだ知らなかった


あいつに暗い過去があるなんて


そして前に一度あったことがあるなんて