【完】“好き”って言葉だけじゃ足りねぇよ。






ガチャン―――



「えっ……」



あ、開いた……!?



「みんな気付いてないだけで、この屋上開いてんだよ」



「そうなんだ……」



知らなかった……。



屋上に入ると、涼しい風に包まれた。
なんだかすごく気持ちがいい。



「気持ちいい……」



「だろ?俺が唯一学校でのんびりできる場所」



そっか……ずっと王子様キャラ演じたり、女の子に追いかけまわされてるもんね。
誰にも見つからないように、こそっとここで過ごしてたのかな……?
でも……。



「そんな朔空くんの大事な場所、私なんかに教えてよかったの……?」



「別に」



朔空くんは私から目をそらした。



私なら誰にも言わないって思ってくれたのかな?
それか、お仕置きする場所がここしかなかったとか……。
絶対そうだ。