「し、してないよ……」
「とにかく、陽莉は無防備すぎ」
「う、うーん……」
コイツ、全くわかってないな。
頭の上にハテナ並べてるし。
「あんま心配させんな、バーカ」
教室につき、陽莉の頭をポンポンと撫でて自分の席についた。
「朔空くんズルい……」
陽莉が顔を赤くしてそうつぶやいたのを見て、俺はフッと笑った。
その反応見たかったんだよな。
こんな可愛いヤツが俺の彼女だなんて、今でも信じられないぐらいだ。
キーンコーン―――
はぁ、あと2時間も授業あんのか。
めんどくせぇな。
「…………」
俺は静かに机に伏せた。



