【完】“好き”って言葉だけじゃ足りねぇよ。







「自分で買えばよかったじゃん」



「だって今日お財布持ってくるの忘れちゃったんだもん」



「それは残念だったな」



拗ねたように頬を膨らませる陽莉。



「いいもん、いちごオレぐらい、今日家に帰ったら近所のコンビニで買って……」



「陽莉」



俺は立ち止まって、陽莉の名前を呼んだ。



「へ?……んっ」



そして振り返った陽莉にキスをした。



「……っさ、朔空くん!?」



「どう?いちごオレの味は」



「……っ!」



俺がニヤッと笑うと陽莉の顔を一気に真っ赤になった。



「な、なにして……っ」



「だって、いちごオレ欲しそうだったから」



イジワル作戦大成功。
ほんと陽莉、スキありすぎ。