~ 総夜 視点 ~ 「本当に、すみませんっ!」 朝から徹平が頭を下げて俺に謝ってきた。 昨日、徹平を家に送ろうと思ったが… 徹平の家が分からず、俺の家に泊めた。 んで、朝起きたら今の状態になった。 「もういいから、俺学校あるし… 先行くからな。オートロックだから好きなときに帰れよ。」 「本当に、すみませんっ!」 俺は、徹平に謝れながら家を出た。 ふぅ… 久しぶりに歩きだな。 いつもは、徹平が車で乗せて行ってくれるが… 今日車に乗せろって言ったら絶対謝り続けるから歩くことにした。