「さくらちゃんってさ






中学の時




運動部だった?」










「え?うん!




陸上部!」










「なるほどー」


優くんは首を上下にうなずく









「去年の夏だったかな?





さくらちゃんこの辺りで




チャリのってるおばさん


追いかけてたじゃん?





どこまでもスゲーは知ってて


なんか以外っつーか




そんで『財布落としましたよ』

なんて言ってたからすごいいい子だなって思ってさ




どんな子だろーってちょっと気になってたんだ






な、なんてな、な!」




優くん顔あかい…





(ドキンドキン



どうしようすごい嬉しい)