林檎の甘い恋模様

いつもよりも1時間も早く準備が終わった私は、頭をスッキリさせたくて、早目に家を出た。


沙織ちゃんには「先に行くね」とメールをしておいた。


時間が早いせいか、あまり人影はない。


まだ少し肌寒い朝の空気が、今の私には心地よかった。


ゆっくり駅に向かって歩いていると、いつも通る、さくら幼稚園。


ここに通ってた時から、陸くんが好きだったんだよね……。


我ながら、長い初恋にビックリする。


私、ちゃんと陸くんと話せるかな……。

何を言われるんだろう。


怖い……。