うっすら目をあけると、見慣れない天井。


あ……私?


ゆっくり起き上がると、どうやら保健室らしかった。


そっか、私、りく君みて、気を失ったんだ……。


「あら起きたの?気分はどう?」
保健の先生が顔を出す。


「すみません……。大丈夫そうです。」


「青山君に感謝しなさいね。倒れたアナタを受け止めて、ここまで運んでくれたのよ。相原さんも心配してたから。」

「はい……。」

「普段から貧血気味なの?」

「いえ、そんな事は……。」

先生と話していたら、チャイムが鳴った。

「あら、4時間目が終わったわね。ちゃんとお昼食べて……」


先生が言ってる時に。