「そっかぁ。あ、ちなみに相原もソコなの?」
相原…、あぁ、沙織ちゃんね。


「うん、そうだよ。今、いっぱい勉強おしえてもらってるよ。そんな木下君は、どこ受けるの?」


「悩んでたけど、K高校に決めたよ。ありがとうね。」
バイバイと手を振って行ってしまった。


木下君、なんだったんだろう…?


不思議に思いながら、また勉強を始めた。


きっと陸くんも、好きな人が出来て、私の事は、懐かしい思い出になったんだと思う。


それならば、陸くんの幸せを祈るのが1番良いと思う。


時間はかかっても、私もちゃんと受けとめて、新しい恋が出来るように、頑張ろう…。


春からの新しい環境で…。