「孤独」と「闇」の間で少女は笑う

(未唯だけ、『』にします)

『修二は、私が一人っ子だと教えられたでしょ?』

「あぁ」

『それ、嘘なんだよね、、私には、双子の姉がいるの、、、』

「そりゃ初耳だ」

緊張感がこれっぽっちも感じられない修二の顔を見た後、俯き私の過去を話し始めた

『姉が生まれた後、私が生まれたの

双子は男女ではならないとか、下の子は災いをうむとか、私の家にはそんな言い伝えがあった

だけど、私たちは違ったんだよ、、

私も、姉も、女。姉妹だった。
姉はいつも人の真似をするのが大好きで、着る服も、することも、遊ぶ人も私の真似をする、、
あの子と一緒がいいからと、物を取られたこともあったな。

私はね、姉よりおとなしい方だったの、話しかけられても、脅されても、全て冷静に受け答えていた

姉はいつも泣いて、母や父に甘えてたの、、

ハッキリいって私、そんな姉が嫌い、なんで姉ばっかり、私も甘えたいのに、私の方がしっかりしているのに、私の方が頭いいのに

なんでなんでなんで?って考えるときはいつもそんなことばかりだよ

そんなある日の夜、父と母が話し合いをしていた

めずらしいなって思ってドア越しに聞いていたの

すごく後悔した、、、だって、、

話の内容が、私と姉、どっちを捨てるかだったんだもん

体が固まって動けなくなった、本当は今すぐ逃げ出したいのに

そしてね、聞いっちゃったんだー

両親が姉を選んだ瞬間の言葉を、、、

悔しかったよ、、なんで?って思ったときから私は姉の皮を被った

何もかもが姉と一緒だったんだよ??

性格も、することも、、全部全部!一緒だったんだよ!?

なのになんで、捨てられちゃうの!?

ちゃんと、妹らしくしたのに!

なんで、頭がよくてなんでもできる私より、無知でなにも知らない姉が選ばれたのか、分かんなかった

私の家、、極道なんだ、毎日喧嘩や受け身の練習をさせられてて、それも私の方が優秀だった、、

世間で言う小学生とやらになってからやっと理由がわかった

単純だったよ、ただたんに、私が後の子供だったから、、、後継者以外の子供は一族の足を引っ張らないように捨てられ続けてきたから

意味わかんないよね、、自分で産んだ子供をアッサリ手放すなんて、、

どれだけ優秀でも、後だから捨てられた

悲しくて悔しかったけど、極道に産まれたから仕方ないって、、っ、

それを知ったときは、自分が惨めに思えて恥ずかしかった、姉の性格がいいのかって思ってたから、、

ずっと真似てきた私がバカみたいに思えて、

結局、、私は諦めて捨てられたよ

小学一年のときだった

それから、、いろんな公園を回っては野宿してさぁー…

さっきさ、ご主人様がいってたじゃん

白鴎って、、その族ね、ご主人様に拾ってもらう前、私を育ててくれたとこなんだ

みーんな、仲良くしてくれてて、幸せだった、、

けど、姉と再開して、白鴎のことを知られてしまったそのときから、幸せは崩れ始めた

私を羨ましく思った姉は、、嘘ついて、白鴎に取り入ったんだ

白鴎と敵対していた黒鴎って族を利用して私を拉致らせたの

その間に姉は白鴎のみんなと仲良くやってて、、私はずっと黒鴎にレイぷされてたのに、、白鴎のみんなは、誰一人として助けになんて来てくれなかった、心配さえしてくれなかった

そして次の日、白鴎から呼ばれて別れを告げられた、、

彼らは、姉を選んだ

「元気がよくて、明るくて、楽しい、お前とは全然違うな」

「面白くないし、お前がそばにいるだけで不快になる」

「毎日気を遣わされるコッチのみにもなってくださいよ」

「話合わせんの疲れた」

幹部のみんなから、そして、親代わりであり彼氏でもあった総長から

「飽きた、二度とくんな」

【裏切り者】

それを最後に彼らと、姉と会うことはなくなった

裏切り者、、たぶん、姉がデマを流したんだろうけどさー

なんの事なんだろね?

えっと、でね、中学ぐらいになったころ、ご主人様と出会ったの、公園で野宿してた私を連れ帰ってくれて優しくしてくれた

当時はご主人様、活動してたからさ、その支えになればって、無理いって、殺し屋にしてもらったの、たくさん鍛えてもらったよ!

全てはご主人様のおかげ、ご主人様がいたから、裏の世界に入れたし、殺し屋で世界No.1にもなれた、、、同じ仲間と出会うことができた!修二も入ってるからね♪

ご主人様が居なかったら、こんな素敵な人生と出会えなかった、、あのまま、餓死してたかもしれなかったしね』