真面目なお前に恋をした


「あぁ!!
やっぱり言ってて良かったわ~
そーと決まったら早く行こうぜ」


もう崚は行きたくてうずうずしてるのかドアの前で足踏みをしてる

俺の準備が終わって
そんなスムーズに図書館に行けるわけもなく

「「「「「キャーーーーーーー
黒木君と佐藤君だーーーー!!」」」」」

相変わらずの女子
これが俺には一番の厄介者

「ありがとねぇ~♪」

また隣ではお菓子を貰ってるし
餌付けされてるのかよ

「黒木君もクッキー焼いてきたのでどうぞ…」

ゲッ…クッキーって
俺甘いの嫌いなんだけど

「咲斗にはもったいない!!
俺が食べてやる」

崚が目の前にあったクッキーを
見事に平らげた

俺が甘いもの苦手だからって
こいつ無理して食べてお腹壊すぞ