「あのちょっと、 
坂下さんに用事があって探してるんだ」

これだったら
白石だって理解してくれるだろ

と思ったが
俺の考えは甘く…

「だったら!!
私が坂下さんに言っとくわよ」
 
はぁ…ー。
めんどくせぇ

「大丈夫!!
本当に大事な用なんだ
俺の口から坂下さんに言いたいんだ」

白石は
渋々納得したのかちょっと怒り気味だ

「でも、
坂下さんいつも休み時間は教室にいないわよ?」

え?
教室にいない?

「なんでだ?」

教室にいなかったら喋りたくても
喋れねーじゃん