私は、この春、中学生になりました!
入学式を終え、2週間ほど経ったある日、LINEの友達を増やそうと努力を始めた。誰でもいいから、とにかく友達を増やしたいという思いから、自分から自己紹介をして友達になってくださいと頼んでいた。
すると、トークが1件着た。名前は、「ゆーと」と書いてあった。
トークを見てみると、
「敬語はいらんよ〜」
と着ていた。そうか、自己紹介の時に、敬語を使ってたからかと納得し、
「ゴメンね〜笑」
と返信した。

それから、私とゆーととのトークは毎日続き、深夜までしていたほどだった。そして、そのトークの時に、たまに「タイプです。。。」という文章も入って来ることがあったり、「今日かのの顔みたよ!可愛かった。俺の顔みた?」と言われたりしたので、それは笑って誤魔化していた。

すると、ある日、
「あのさ、好きです。付き合ってください。。。あっ、言っちゃった!笑」
と着たので、戸惑った。確かに、話していて楽しいけど、LINEでしか話したことが無いから、「えっっっ、ちょっ、待って!」と言った。そしたら、「やっぱダメだよね泣」と着た。そのコトバで、私は決心した。
「ダメじゃ無いよ。こちらこそ、よろしくお願いします!」
と返信した。すると、ゆーとは、喜んだらしく、スタンプを大量に送ってきた。

それから、大翔(ひろと)という人からも、「こちらこそ、友達よろしく!」と着た。
そして、ゆーとと、大翔と、ななかという子で「質問コーナーグル」を立ち上げた。
そこでも、毎日話していて、好きな人は?付き合ってる人は?など聞きあった。ゆーとには口止めをされたので、付き合ってる事は言わなかった。

2週間後、私は友達と2人でカラオケに行き、プリクラを撮ったので、TLにプリ画を載せた。すると、大翔に
「のん、、お前以外と可愛いな」
と送られて来た。なので、
「いや、可愛く無いでしょ笑お世辞はやめよ!笑」と送った。すると、
「いや、嘘じゃ無くて、真面目に可愛いよ」
と送られて来たので、
「ありがと!」と送っておいた。
その事を、ゆーとに報告すると、
「俺の彼女を可愛いとか言うなし笑」と送ってきた。〜その俺の彼女〜というコトバが、ゆーとをもっと好きにさせた。

そして、翌日。大翔から、
「お前、ゆーとと付き合ってんの?」と送られて来た。私は否定をしたが、
「嘘だろ」と言われたので、本当の事を言った。すると、「マジか、、、」と送られて来た。その空気が嫌だったので、話を変え、「そういえば、うち大翔の顔わかんない!」と言ったら、「あーね」と送られて来た。

そして、また翌日。廊下で、ゆーとと会った時、1人の男子とゆーとが居た。すると、その男子は、ジャージの上着のチャックを開け、上半身を見せて来た。丁度その日は、何かの検診の日だったので、ジャージの下は裸だったのだ。私は思わず、「うっっっわ、きっっも!」と叫んだ。すると、その男子はこっちを見て、「お前が永見で(私の名字)お前が山中だな(友達の名字)」と言ってきた。なので、私は、「だから何?あんたは、、、菅原ね」
と言ったら、「そうですよ〜」と言ってきた。その男子がすごくムカついたので、ゆーとに「あの人誰?マジムカつく」と言ったら、「あー、あいつは大翔だよ?」と言って来た。

えっっ、あいつが大翔!?
けど、顔、よく見れなかったな。

内心思った。けど、私はゆーとと付き合っているから、そんな事は思って居ても言えない。

その後、大翔に、「何部?」と聞いて見た。すると、「合唱部」と送られて来た。
「んっ?合唱部?あれ、うち入ってるよ?えっ、わかんないや、大翔の事。」
と送ったら、「じゃあ、お互い見つけよ」
と返って来た。

次の日、菅原という名字のヤツを探した。すると、先輩かと思って居た人が、菅原大翔だった。



一方、その時期、私は恋愛に夢中になりすぎていて、部活をズル休みしゆーとと一緒に帰ることが多々あった。
神社1で話したり、神社2でイチャイチャしたり、毎日家の前まで送ってもらった。

そういう日が続き、泣かされることも度々あったが、すぐに仲直りした。

そして、部活の方では、電車で講師の先生のレッスンに行った帰りに、大翔に「ゆーとゆーと」と言われたので、大翔の好きな人の華月の名前を連呼した。そうやって大声大会をしているうちにケンカになったこともあった。苦笑

ゆーととの方は、私が「今日また一緒に帰れる?」と送って見た。すると、
「ゴメン、もう一緒に帰れない」
と言われた。

何かが違う、様子がおかしい。この前とは明らかに違う。プリクラを撮りに行った時は、親に怒られながらも送ってくれたのに。もしかして、それが原因?

そして、それから、毎日夜寝る前のお決まりのパターンのコトバを言って見た。
「おやすみ!大好きだよ♡♡♡」
すると、「笑笑笑、おやすみ」
とだけだった。いつもなら、
「おやすみ〜♡俺も、大好き♡♡♡」
と送ってきたはずなのに。。。

そして、しょうがないので、私は意を決して聞いて見た。