そのとき・・・

ガチャ

向かいの家のドアが開いた

小学生のころよりちょっぴり、大きくなって、カッコよくなった

あなたがいた



あなたはそのとき、微かに微笑んだよね


そして

「久しぶり」
って声をかけてくれた。

私は緊張と驚きで「久しぶりだね」としか言えなかった

しばらく沈黙になった

初めに沈黙を破ったのはあなただった

「元気にしてた?」

小学生のころからこの優しさはかわってないな

「うん。まあね」

引越しのこと言わなきゃそう思っていたら・・・