「次に会った時は話逸らさないで答えろよ」
そう言って江崎課長はエレベーターに乗って行った。
話逸らさないで…って、まさかさっきのこと?
江崎課長もあまり気にしてなそうだったし、私はというとすっかり忘れていた。
しかし江崎課長はちゃんと覚えていて、ご丁寧に釘までさしてくれた。
「次って金曜日…?」
ううん、今日みたいにばったり会うかもしれない。
『江崎課長がかっこいいから見つめてました』
…無理だ。
頭の中で言う場面を想像するも、恥ずかしさでどうにかなりそうだ。
でも言わないとダメかな…なんか付いていましたって言っても、じゃあとれよってなるもんね。
どうしたものか…。
「あ!小西先輩いた!もう始まってますし、課長がお呼びですよ!」
「え、嘘!」
後輩に声をかけられて時計を見ると、昼休みが終わって5分は経っていた。
時間を気にしないぐらい、考えていたということか…私本当に大丈夫?
自分が自分ではないみたい。
「先輩!こっちの世界に戻って下さい!」
「ご、ごめん!」
どうやら相当あの甘い閻魔課長にやられているらしい。
そう言って江崎課長はエレベーターに乗って行った。
話逸らさないで…って、まさかさっきのこと?
江崎課長もあまり気にしてなそうだったし、私はというとすっかり忘れていた。
しかし江崎課長はちゃんと覚えていて、ご丁寧に釘までさしてくれた。
「次って金曜日…?」
ううん、今日みたいにばったり会うかもしれない。
『江崎課長がかっこいいから見つめてました』
…無理だ。
頭の中で言う場面を想像するも、恥ずかしさでどうにかなりそうだ。
でも言わないとダメかな…なんか付いていましたって言っても、じゃあとれよってなるもんね。
どうしたものか…。
「あ!小西先輩いた!もう始まってますし、課長がお呼びですよ!」
「え、嘘!」
後輩に声をかけられて時計を見ると、昼休みが終わって5分は経っていた。
時間を気にしないぐらい、考えていたということか…私本当に大丈夫?
自分が自分ではないみたい。
「先輩!こっちの世界に戻って下さい!」
「ご、ごめん!」
どうやら相当あの甘い閻魔課長にやられているらしい。

