俺は今


工場で働いている


やっと仕事に慣れ始めて


今が楽しい時


俺は横断歩道を渡っていた


夜だったから酔っ払いも多い


その時


トラックが突っ込んできた



すごい音をたてながら


俺は動けなかった


目を覚ますと俺は


よく分からないところにいた


病院でもなく家でもない


見たことがない場所


周りを見てもなにもない


殺風景だ


そこに誰かが一人だけ立っていた


リンだ


間違える筈がない


だって初めて好きになった人だから


「たくみ!」


「リン!」


俺たちはお互いのところに走り出し


抱き合った


「たくみ迎えに来たよ」


やはり俺は死んでしまったのか


それもいい


だってリンとこれからは一緒にいられるのだから


「リンありがとう。これからはずっと一緒だな」


リンは微笑み


「うん!ソーダね!ずっと一緒にいようね」


そう言って俺たちは走り出した


これからはリンとずっと一緒にいられる


もう俺は一人なんかじゃないんだ










リン



















ありがとう



















愛してるよ