「白、神奈川県代表、宮沢選手。」 「 はいっ!」 全国大会の決勝戦だけあって、会場の空気が緊迫している。 「正面に、礼っ!」 主審が言う。 そして、私は正面に礼をした。 「お互いに、礼っ!」 「「お願いしますっ‼︎」」 会場中の視線がこの試合に注がれる。 決勝戦特有の雰囲気。 竹刀が軽く当たる音も、会場に響き渡る。 この試合に、みんなが注目している。