バス停でバスを待つ。

バス時間を見て行き来する車を見ていた。

すると後ろにいたまさが急に抱きしめてきた。


『きゃっ』


私はびっくりして短い悲鳴をあげた。


「いい匂いする....」


そう言い首筋をクンクンするまさ。


『わわっ....やっやめ』


いっきに顔が熱くなる。

耳が熱い。


「ほんとかわいいなぁ」


ぱっと体を離すまさ。


『ん....』


ぎゅっと前からまさを抱きしめる。


『ばーか』


そう言いクスッと笑う。

ぎゅっと抱きつくとちょうど私の耳がまさの口元へいく。

パクっと耳をかじられた。

その瞬間ゾクッとした感覚と同時に足に力が入らなくなった。


『んっ...ちょっ..』


「んー...?耳弱いね..かわいい」


囁いてくるまさ。

こんな人目に付くところで何してるんだろう。

恥ずかしくて顔が見えないようにぎゅっと抱きつく。


『ばかぁ....』


「ごめんごめん」


全然思ってないでしょ。

そう思ったけど言わないでおいた。