「……う、あ、えと……」
かああ、と自分でも顔が赤くなっているのが分かる。
からかわれてるんだろうな、って分かってるのに、パニックになってしまって言葉がでない。
そういうセリフ、本当に言われ慣れてないから。
自分でもあきれるくらい免疫ないのに!
ふいうちでそういうこと言ってくるなんて、速水くんってやっぱり意地悪!
「……っ、ちょっと、なに本気で照れてるんだよ。あんたが不満みたいだったからわざわざ言いなおしたんだろ!?」
「だ、だって、まさか速水くんからそんなセリフが出てくるなんて思わなかったんだも……」
顔の熱さが引かないまま、言い返すために恥ずかしくて伏せてしまっていた視線を上げて驚いた。
驚きすぎて、言い返すための言葉も、思わず途中でやめてしまった。
……速水くん、顔、真っ赤。
きっと私のことをからかおうとしたに違いないのに。
私が慣れていないせいでストレートすぎる反応を返しちゃったから、速水くんにも恥ずかしさがうつっちゃったのかな。

