好きになっちゃダメなのに。


「毎回それなりに順位の変動はあるけど、入学してから今まで、3位までのメンツはずっと同じだよ。成績を少しでも気にして、とりあえずでも順位を確認してる人ならちゃんと知ってることだと思うけど」

「私だって、一応自分の順位くらいは把握してるもん!30位以上なんて上すぎるから、見に行っていないだけで!」


反論したけど、速水くんは意に介す様子もない。

「それにっ!私だって、ずっと1位は速水くんだってことくらいは知ってるよ!」

付け加えるようにそう言うと、速水くんはやっとため息ナシに私を見てくれた。


「……まぁ、今言いたいのはそこじゃないんだけど、晴山さんにさえ知っててもらえたなんて光栄」

「え、ちょっと。それ、褒めてる?」


微妙にけなされてるような気がしないでもないんだけど。

私が眉をひそめてたずねると、速水くんは「さあね」と笑った。


「話を戻すけど、今回生徒会長に立候補してるのは、いつもテストで2位のヤツだよ。

晴山さんくらいだと思うけどね。あいつの名前も知らないなんて」