好きになっちゃダメなのに。


「……ん?」


私が推薦者になるってこと?

えっと、速水くんの名前の横には……、あ、立候補者って書いてある。

じゃあ私は速水くんを推薦する立場になるのか。

推薦。

立候補。


「……えっ!?」


さすがの私も、ハッとして速水くんを見る。

すると、眉間にしわを刻んだままの彼は、ふっと小さく息をこぼした。


「うちの高校の生徒会は、推薦者がいないと立候補できない仕組みだってことくらい、いくら晴山さんでも知ってるよね?」

「え、でも、昨日は生徒会やめるって」

「気が変わった」


そんな急に!?

昨日はそんなそぶり、少しもなかったじゃん!


「ええ!?ていうか速水くんなら、私が推薦しなくてもいいんじゃ」