あたしはもう全て隠さずに話したよ。

ひとつ上の先輩に恋をしていたこと。それが初恋だったってこと。
でもその恋は実らなかったこと。

その次に洋に恋をしたこと。
洋があたしに好意を寄せてたことは知ってた。だってバレバレだったし。
その時のあたしは付き合うつもりはなかったよ?だってあんま喋ったりしなかったし。

....でもね。
洋があたしに好きな人がいて、失恋したことを何故か知っていて....その時に言われた言葉がすごく胸にしみたんだよね。
“無理しないでいいよ。最近はずっと元気ないじゃん....先輩のことは悲しいと思うけど、無理して笑顔作ってる楓羽を見てるともう嫌になるんだよ。忘れろとは言わないけど、もう無理しないで....泣きたい時は泣いていいから。”

まあ洋の前であたしが泣くわけないけどさ....もうその時はちょー泣きそうになって....洋の優しさに感動したんだよねw

それで長かった髪をショートボブにして、洋に告白したわけ。

でも....そこからが辛かったんだ。