秘密の♡交換恋ノート

シュッ
菜穂がナイフを出した。
わっ、こいつっ、本当に殺る気?

「ま、待って、菜穂。ホントにやるの?」

「本気だよ?伊織だって恨んでるんでしょぉ??」

「そ、そうだけ、ど……殺せない。理音を、殺すなんて出来ない。」

「伊織?何いってンの?」

「理音を、殺すなら、私を殺して。」

「え?!伊織っ!!どうして!」

「理音は確かに私の好きな人を奪った。
 …だけど!理音と離れていた時間はすんごい寂しかった。」

伊織がそんな事思ってたなんて。

「伊織。私もだよ?私も寂しかった。」

「ねぇぇ?伊織~頭ダイジョウブ?″裏切り者″を、
 庇うなんて。」

「あなたの方が頭ダイジョウブ?人を殺すなんて。」

「はぁぁ?ふざけんじゃなぁぁいわょぉぉぉぉ!!」

そう言って、菜穂は凄い形相で私に向かってきた。
もう少しで刺されるっ!そう思ったときだった

パシッ
「え?」

「大丈夫?理音。」

「う、うん?伊織、なにをした、の?」

「え?ナイフを止めただけだけど?」

「え?や?えぇぇ?!」

「うぁぁぁぁぁぁ!!」

菜穂が、いきなり発狂し始めた。
もとから、この子は精神が弱っていたようだ。
腕には所々傷ようなものがあった。

「菜穂っ!?」

「さようなら、ごめんなさい。」

きれいな声で彼女は呟いた。
そして、教室の窓から姿を




─────────消した。