私は今、お母さんと2人暮らしだ。
お父さんは、私の小さい頃に亡くなったらしい。
お父さんは、カメラマンとして、世界中を、駆け巡っていた。
ある時、戦争の絶えない国へ行ったとき、爆発に巻き込まれたらしい。
小さい子供を助けようとしたらしい。
だから、そんなお父さんを誇りに思っている。

「ただいま~。」

家からは、物音一つない。
いつもお母さんは居るはず。
用事がある時は朝とか前日に言ってくれる。
なのに────────。

「お母さん?いるのー?」

声が帰って来ない。買い物かな?
急に食材を切らしたのかも!
お母さんが勝手にいなくなるなんてないもん!
私が台所へ行くと、

「っ!?お母さんっ!」

お母さんが倒れていた。

その時、「ん……うーん……。」

「ね、てる?おかーさーん?」

「ん?……あぁ、理音か、お帰り?どうしたのー?」

「お母さん寝てた?」

「……んー?わからないわ?」

「まぁ、いいか、生きてたんだし。」

「私を勝手に死なせないで?」

「フフフフフハハハハハッ(*´∀`)」