【短編】失う度に美しくなる俺の愛子


その後、俺はどうしても愛子の美しさに触れたくて、愛子を自分だけのものにしたくて愛子に近づいた。

初めて会った時に探していたプレゼントは結局見つからず、それが原因で愛子は彼氏に振られてしまった。

大雨の中、傘を差さずに泣きながらプレゼントを探す愛子を見かけた時、俺はすかさず愛子のもとへ行った。

「なにしてるの?風邪引くから早く校内とか入らないと!」と俺が焦りながら言うと、愛子は泣きながら「彼氏さんに振られちゃって、でもより戻したいんです」と泣きながら微笑んだ。

その気丈さが他の女には無いもので、とても美しい顔をしていて、俺は我慢が出来なくなった。


「俺は佐々野さんの事好きだから!誰よりも好きだから、付き合おう」

俺は愛子を抱き寄せながらこんな事を言った記憶がある。

その後に、俺と愛子はキスをした。