空と彼と私

「聞いたって教えてくれないと思ってるから」


そう言って、ハッとした。


知りたいって言ってるようなものだ。


それも、彼女に嫉妬して……。


美紀って女の子のがよっぽどすごい。


ちゃんと、聞くことが出来るのだから。


私は、征司に聞かれなければ、口にすることすらできない小心者。


「麻衣も……か」


そう呟いた征司は、少しだけ悲しそうだった。


もしかして、私の気持ちバレている?


顔がカァと熱く熱を帯びていくのがわかる。


「だ、ダメだった?」


「いや。教えてやろうか?俺と美紀の関係」


「や、やっぱいい。教えていらない!」


そう言ったにも関わらず、征司の口は、開いた。


「雇い主と雇われの身。たまに、俺の性欲処理」


「……え?」